きっかけ

ワンスタデイの竹本です。

私は、小学生の高学年までほとんど勉強をするという意識がなく、毎日遊ぶこと・部活の野球をすることに夢中でした。
勉強をするという意識がないので、当然宿題もまじめにやったことはなくテストも良い点数などとれるはずがありません。

しかし、小学校6年生になった頃、野球部担当の先生に呼び出され「竹本に野球部のキャプテンを任せたい。メンバーも竹本を推薦している。」と言われ、
野球部キャプテンに任命されてしまいました。当時、私の中でキャプテンはとても尊いものでチームの中心としてメンバーのお手本になるべき存在だと思っていました。毎日遊ぶこと、野球をすることだけ一生懸命で勉強などろくにしていない自分がキャプテンなどできるのだろうかと考えました。

 

「”遊びも、部活も、勉強も”しっかりしなければ。」

 

これまで勉強のことなどほとんど意識のなかった小学校6年生の少年は「勉強をする”きっかけ”」を得ることになりました。
まずは、これまでまじめにやってこなかった宿題をちゃんとやることから始めました。
宿題は必ず提出し、授業もちゃんと聞くようになり、テストの点数も上がっていきました。

 

「勉強っておもしろい。」

 

少しずつ勉強することの魅力が分かってきてやる気も出てきていました。
しかし、勉強することを意識していても実力がついていることには必ずしもつながっていないという現実を思い知らされてしまいます。

それは、中学校へ進学して初めてのテストのことでした。

 

「なんで自分はこんなに順位が悪いんだ?!」

 

小学6年生の時はまじめに宿題をやってテストも悪くはなかったため、中学校でもそれなりに良い成績だろうと過信していました。
自分のふがいない結果を見たときは、とても悔しくて落ち込んだことを今でも覚えています。
「もっとしっかり勉強したい」という”きっかけ”をもらった瞬間でもありました。

 

それから、地元の学習塾に通い学校の授業の復習と予習を行うことでなんとか実力をつけていき目標の高校にも合格することができました。
私の”きっかけ”をサポートしてくれた塾には感謝していますし、もちろん塾は月謝がかかりますからそれを後押ししてくれた親にも感謝しています。

 

人それぞれ”きっかけ”は違います。いろんなところに転がっています。
勉強に興味がなくても、勉強が苦手だと思っていても、ある時に「勉強やってみようかなとか勉強っておもしろいかも」と思えるかもしれません。
そんな小さな”きっかけ”を大切にしなければならないと考えています。

 

ワンスタディはそんな小さな”きっかけ”になりたい。”きっかけ”をサポートできる存在になりたいと考えております。

2020年08月20日